KVAアーティスト特集「辻貴光」

2019年02月01日

KVAアーティスト特集

「辻貴光」

 

一言メッセージ「悩んでいるように見えて、本当はもう答えがあると思う」

 

 

温かくてキラキラしたサウンド作りなら断トツの実力者、サウンドクリエイター専攻『辻貴光』

在学中から、シンガーソングライター「波多野 菜央」さんの楽曲アレンジに加わりました。

 

ボーカロイドや、ギターの弾き語り、劇伴曲など、マルチに活躍する辻くん。

KVA在学中にどんなことに取り組んできたのか、その軌跡を追ってみたいと思います。

 

 

「自分のアレンジじゃないと思って、全部やり直した」

 

 

---実は辻くんに聞きたいことがあって、

小瀬村晶さんが好きって聞いたんですけど、本当ですか?

 

(笑)

歌手の「NIKIIEさん」からの繋がりで知ったんですけど、

透明感とか、ああいうキラキラした雰囲気のインストは

よく聴く方だったので、小瀬村さんは好きです。

 

 

---ここから真面目にインタビューしますが、

サウンドクリエイター専攻ではどんなことに取り組みましたか?

 

コードやDTMの操作方法といった作曲基礎を学んだ後、

放送・映画学科が作成した映像の劇伴曲を作ったり

ゲームクリエイター学科に楽曲提供したりと、

実践的に課題をクリアしてきました。

 

 

---作曲は、どのように進めていますか?

 

昔は、メロディとコードから作っていましたが

最近はメロディと歌詞から取り掛かっています。

 

 

---初期段階に歌詞に手をつける手法は、珍しくないですか?

 

コードが先だと「縛られる」ような引っかかりがあって

歌詞をみると、逆にメロディが思いつくことがあったので

今のような手法に落ち着きました。

 

 

---最近では、波多野菜央さんの1st Album

「太陽と月」に楽曲アレンジで参加されたと聞きました。

具体的には、どのようなことを行いましたか?

 

まず、弾き語りの原曲を元に、選抜メンバーが

それぞれが好きなようにアレンジしました。

その後、それぞれからイイ部分をピックアップして

1曲にまとめる、という合作のような流れでした。

 

 

---実際にアレンジをやってみて、難しかったことはありましたか?

 

やっぱり弾き語りのイメージに引っ張られてしまって、

最初は上手くいきませんでした。

バンド形成で、ドラムの生音とかでアレンジしましたが

「自分のアレンジじゃない」と思って、全部やり直しました(笑)

 

それから、コード進行を組み直したり、

ビブラフォンやストリングスの音を入れて、

やっと納得のいく出来になったと思います。

 

 

---他の人のアレンジを聴き比べて、どう思いましたか?

 

楽器編成もコードも自由にアレンジできるんですが、

古庄くんのアレンジがすごく新鮮でした!

弾き語りからシンセの音を使おうなんて発想、全くなかったです。

 

でも、シンセって要素だけじゃなく、フレーズも良くて。

すごくよかったです、実際にシンセの部分は採用されていました。

 

※古庄紘樹くんのインタビュー記事はコチラ

 

 

---プロのアーティストの楽曲アレンジという現場を体感してみて、

振り返ってみるといかがですか?

 

僕の採用部分は、サビのストリングスアレンジでしたが

そこに五魚先生の手が加わり、さらに良くなりました。

 

※五魚先生:ミュージッククリエイト学科講師 兼 現役作曲家・アレンジャー・キーボーディスト

 

アレンジャーとしてクレジットに載せて頂けた嬉しさと、

「まだまだ学ぶべきことが多いなぁ」と、いい発見にもなったと思います。

 

 

「自分の中だけでは想像もつかない形で音楽が出来上がる」

 

 

 

 

---先述したこれまでの取り組みに「劇伴曲の制作」とありました。

具体的にはどのような取り組みですか?

 

放送・映画学科の学生さんが作った短編映画の

サウンドトラックを作るという内容で、

それをチーム毎にして出来を競いました。

 

 

 

 

---実際に聴いてみると、チームによって全然違いますね。

 

違いますね(笑)

僕のいたAチームは2位だったんですが、

1位のBチームはやはり予想外のアプローチというか。

でも、みんな違う良さがあって、面白かったです。

 

 

---チームで音楽を作ることは多いですか?

また、チームで作ることの難しさや面白さはありますか?

 

Co-Writeの影響により、チーム制作は増えてきました。

1年生と混同でチームを組むこともあります。

 

※Co-Write:楽曲制作を役割分担し、それぞれの長所を発揮しやすくなる世界的トレンドでもある作曲方法。

Adachi学園(KVAを含む学校法人)は、この形式での全国コンペを開催し、メジャーアーティストへの楽曲提供を実現している。

 

難しいのは、やはり最終判断を下すヘッドだと思います。

意見がぶつかると、どっちを採用するかって話になるので

譲ることもありますが、心の中では「くそ~」って思ったりします(笑)

 

その分、自分の中だけでは想像もつかないような形で

楽曲が出来上がることもあるので、その刺激はとても面白いです。

 

 

---KVAで印象に残っている授業はありますか?

 

立川先生のミックスの授業が、とても印象的でした。

ヴォーカル、ギター、ドラムのスネア、バスドラなど、

ひとつの音楽にはいろんな要素が含まれているので、

「ぶつからないよう最善の調整をする」という授業でした。

あの授業は、今でも音楽制作の参考になっています。

 

※立川先生:ミュージッククリエイト学科&レコーディング専攻担任 兼 現役レコーディングエンジニア

 

 

---入学前と後で変わった、音楽に関する捉え方などはありますか?

 

無邪気に聴くことができなくなった気がします(笑)

どうしてもアレンジャー視点で聴いてしまって、

どんな音が使われているか、自分ならどうするか、無意識に集中してしまいます。

それはそれで楽しいですが、うまく切り替えられるようになりたいです。

 

 

---恒例の、困らせてしまう質問で申し訳ありません。

音楽を続けようか迷っている後輩に、一言お願いします。

 

僕は、ちゃんとした音楽経験がないままの進学でしたが

不安は「遠方からの進学」くらいで、

音楽ができることにはワクワクしていました。

 

多分ですけど、悩んでいるように見えて

本当は自分の中に答えがあるんだと思います。

それが本当にやりたいことのはずです。

やらないと後悔すると思うので、ぜひ挑戦してみてください。

 

 

 

● KVAツイッターで最新情報を発信しています。アカウントはこちら

● 先輩たちが踏み出した一歩「体験入学」はこちら

 

古庄紘樹 << Before | Next  >> yonawo

記事一覧に戻る