KVAアーティスト特集「Kay from MELTY LOUNGE」

2019年08月03日

KVAアーティスト特集

「Kay from MELTY LOUNGE」

 

一言メッセージ「小さな点が、大きな丸を作る」

 

 

KVA卒業後「MELTY LOUNGE」として

グループやソロ名義で活動中のシンガー「Kay」

 

FREAKとのコラボやLEGENDの出演など、

福岡を中心にHIPHOPシーンを席巻中!

 

 

華々しい活動の背景には、HIPHOPに限らず

ミュージシャンとして誰しもが持っている

「音楽との真摯な向き合い方」が秘められていました。

スキルアップに悩む方には、ぜひ読んで頂けると幸いです。

 

 

「歌詞やメロディひとつで簡単に世界観が崩れる」

 

 

---無知な質問で大変恐れ入りますが、

そもそも「grooozy crew」とは何でしょうか?

MELTY LOUNGE」とは違うグループでしょうか?

 

ヒップホップシーンでは、数名のメンバーによって

構成された集団をよく「クルー」って呼ぶんです。

 

「grooozy crew」はラッパー、トラックメイカー、

ビートメイカーなどが一緒にやっている集団で、

その中に僕たちシンガーの「MELTY LOUNGE

っていうグループが存在している、って考えてもらえると

分かりやすいと思います。

 

 

---なるほど、よく分かりました!

それでは「MELTY LOUNGE」の主な活動状況について、教えてください。

 

ライブハウスやクラブでのライブ活動が多いですね。

スタイルとしてはR&BHIPHOPがメインです。

 

 

---出演の流れは、どのような流れで決まりますか?

 

オーガナイザー(主催者)さんに呼んで頂くことがほとんどですが、

アクト(出演者)から声がかかってフィーチャリングすることもあります。

 

 

---楽曲制作の裏側についてお聞きします。

MELTY LOUNGE」やソロ名義の「Kay」の楽曲をお聴きして、

自然と体が揺れるメロウなサウンドがとても心地よかったです。

そういった曲を作る上でのテクニック、コツはありますか?

 

僕はシンガーなので、歌い手として心がけていることは

R&Bはアメリカ産である」ということです。

 

もともと日本のものではない音楽なので、

どのように向こうのニュアンスに近づけるかを、常に注意してます。

例えば、米津玄師さんが書く歌詞って直接的な表現よりも

深読みするような表現が多いですけど、アメリカってすごいシンプルですよね。

 

 

---確かに、アメリカのヒットチャートの歌詞の和訳を読むと

「彼女が別の男と遊んでたんだ」とか、

「そんな内容なの?」って驚くほどシンプルな場合が多いです。

 

そう、だから歌詞ひとつにしても向こうのニュアンスに近づける工夫があって、

歌い方やメロディにしても「この音は日本っぽいな」っていうのもあるし、

やり方ひとつで簡単に世界観が崩れてしまうこともあります。

 

 

---ただ、若い世代に「R&B」といって

ピンと来ないことが増えているとお聞きしました。

 

そうなんですけど、絶対に皆どこかで耳にしてるはずなんです。

例えば、宇多田ヒカルさんの歌のルーツにもR&Bはあるし、

気づいていないだけで、どこかでR&Bには触れていると思います。

 

R&Bの定義を口で説明することは難しいですが、

基本的にはメロウでセクシーな曲だったり、

心地よかったりとか、ドライブに出たくなる爽やかな曲だってあります。

だから、聴いてみたら「これってR&Bだったんだ!」って思うはずです。

 

 

「あれはメチャクチャ大事なことだったんだなって…」

 

 

 

 

---KVA在学中の記憶に残るイベントはありますか?

 

音響学科の音楽イベント専攻が企画してくれたライブですね。

学外の「Cavern Beat」っていうライブハウスに出演しました。

あと、エスペランサホールでカラオケ大会があって(笑)、

優勝して賞品を頂いたのを覚えてます。

 

 

---その他、印象的だったKVAの授業はありますか?

 

サウンドクリエイター専攻の五魚先生の授業ですかね。

曲作りに関する授業はもちろんですが、

まだ知らない音楽の世界を見せてくれました。

 

アメリカの有名なラッパー「T-Pain」の『Buy U A Drank』を

授業中に聴いたことはよく覚えてるし、今でも聴いてます。

 

 

---在学中は気づかなかったけど、今にして思えば

重要だったと思えるような授業はありますか?

 

曲作りにおける「音楽理論」の授業です。

コードの123度や、コード進行、楽譜の読み方を学ぶんですが、

在学中は正直どこか「メンドくさい」って思っちゃってました。

 

それで、いざ音楽作りをやってみたら

「あれ、メチャクチャ大事だったんだな」って、いま痛感してます(笑)

 

 

---気づけなかった理由は、何だと思いますか?

 

恐らく、在学中に明確な目標がなかったからだと思います。

「音楽がやりたい」っていうざっくりした目標しかなくって、

悪くいうとチャランポランだったから。

そういった基礎練の大事さを見抜けなかったんだと思います。

 

 

「叶わないことじゃなくて、今できること」

 

 

 

 

---卒業後からの音楽活動で「ぶつかった壁」はありますか?

 

まさに今で(笑)

曲が作りにくくなったって感じてるんです。

メロディが出来上がっても「USっぽくない」って思ったり、

「この音より、こっちの音を使いたい」って考えてしまうんです。

少しスランプというか、自分の作った曲に満足できなくなってきてます。

 

 

---これまでの楽曲制作は、比較的にスムーズでしたか?

 

そうですね、『Weeken’ Love』なんか2日で出来ました(笑)

でも今みたいなスランプになって、さっきの話に戻るんですが

「基礎練をちゃんとしておけばよかったな」って思います。

 

 

---逆に、ステップアップを感じた瞬間はありますか?

 

Brayzzyさんとフィーチャリングさせて頂いた

Hot Bixxh』っていう曲を出せた時ですね。

初披露は久留米の「FLAVOR」っていうライブハウスだったんですが、

その時からウケが良くって、すごく盛り上がるんです。

 

Apple Musicの視聴ページへ

https://music.apple.com/us/album/new-world/1441907125

 

 

---これからの音楽活動のビジョンを教えてください。

 

実は、今年に入ってから小さい目標が結構叶ってて、

ずっとコラボしたいって思ってたFREAKさんと

Tell Me」って曲で一緒にさせてもらったり、

しかもFREAKさんのツアーコンサートで

オープニングアクトに出させて頂いて、すごい嬉しかったです。

 

あと、福岡で最大規模のHIPHOPイベント「LEGEND」が

Drum LOGOSで開催されるんですが、

そちらにも「MELTY LOUNGE」として出演させて頂きます。

 

 

---順風満帆ですね!

 

だから次は、ワンマンライブを成功させたいです。

あと、今の作曲の壁を乗り越えることができたら、

EP版もリリースしたいって考えてます。

 

 

---最後に、KVAの後輩にメッセージをお願いします。

 

そんな偉そうなこと言える立場じゃないんですが、

「目標を多く作ることが大事」だと思ってます。

 

まずひとつ、大きな目標を作ること。

それは「良い曲を作りたい」や「有名になる」とか、曖昧なものでもいいです。

そして、それを達成するための小さな目標を作ってください。

こっちは出来る限り具体的に、目の前にあって今できること、

パッと思いつくようなことを選んでください。

例えば、「来週中に1曲作るぞ」とか、「あそこのライブハウスに出るぞ」とか。

 

そうやって、小さな目標が少しずつ集まっていくと

大きな丸になって、大きな目標に辿りつくはずです。

 

 

---最初から大きな目標に挑むのではなくて、

小さく積み上げて大きな丸を作り上げるのが大事なんですね。

小さな目標を見つけるためのコツはありますか?

 

常にアンテナを張っておく必要があると思います。

そうじゃないと、自分の目標や課題に気がつかない。

 

僕の場合、よく人のライブを見ていたら

「あれいいな」ってインスパイア受けることがあって、

その音やパフォーマンスを曲に取り入れたりしてます。

僕は学生生活を漠然と過ごしてしまったので、

今の学生にはぜひこれを実現してほしいと思います。

 

叶わないことじゃなくて、いまできること。

その小さな点が、大きな丸に繋がります。

 

 

 

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