Special Artist File:02 財部亮治

2019年08月19日

Special Artist File:02 財部亮治

 

一言メッセージ「形を選ばない勇気を持つこと」

 

 

ミュージシャン・マルチクリエイターとして活動中の

財部亮治さんを独占インタビュー!

専門学校九州ビジュアルアーツでのワンマンライブを

終えたばかりの時間に、快くお受けくださいました。

 

 

《楽曲・活動紹介》

アオハレ(東海オンエア「としみつ」& JENNI feat.

● Kokomo(劇団スカッシュのドラマ主題歌)

届け(短編映画主題歌)

YouTube Fan Fest」出演

 

 

ライブを終えた感想や、YouTubeでの投稿活動の実態、

さらに! 話題を呼んだコラボ作品の裏側に迫りました!

また、多様化する音楽の荒波を越えるヒントの数々に、

若きクリエイターはぜひご注目してみてください。

 

 

僕の動画を生活の一部のようにしてくれている

 

 

---まずは福岡でのライブ、お疲れ様でした!

率直な今のご感想をお聞かせください。

 

久しぶりの福岡だったので、楽しかったです!

福岡は地元なので、個人的にはホームと思っていて、

思いっきりのびのびとやれました。

それに今回は、初めましての方も多く来て頂いて

すごく嬉しかったです。

 

 

---今回は専門学校でのライブでしたが、

その点はいかがでしたか?

 

ライブの音響・照明、物販など、学生さんサポートの中で

開催するライブは初めてだったんですけど、

九州ビジュアルアーツの手厚いバックアップは

とても頼もしかったです! 本当、ありがとうございます。

 

 

---ここから、財部さんの普段の活動についてお聞きします。

財部さんはYouTubeに「歌ってみた」や自主制作曲、

MVなどを投稿されていますが、特に注目すべきは

その投稿頻度だと思います。

多い時、週に4本は上げられていますよね?

 

そうですね、昔は月に1本とかもありましたが、

今は自分の中で「最低週4」というノルマを意識しています。

 

 

---「最低週4」ということは、もっと増えることもある

ということですか?

 

そうです。本当は1日に1曲でも多く上げたいんですが、

1週間に3日は音源制作やイベントなどの予定が入るので

単純に「仕方なく週4本になってる」っていうだけなんです。

 

 

---しかし、歌も動画編集も1日で全て終えることは

ハードなスケジュールではないですか?

 

でも嬉しいことに、僕の動画を楽しみにしてくれている

ファンの方々がいて、いわば財部亮治の動画を

生活の一部のようにして待ってくれている人がいるので、

そのことを思うとすごい原動力になるんです。

 

 

僕に求められているモノに気づいたから、変われた

 

 

 

 

---カヴァー曲の場合は「これを投稿しよう」

と決まってから、どのようなスケジュールで進みますか?

 

例えば、その曲のピアノ音源があるという前提だと、

[歌う][レコーディング][ミックス][動画編集][投稿]

という流れになります。

だいたい56時間で終わらせるようにしてます。

 

 

---どのパートに一番時間がかかりますか?

 

これが昔と比べて傾向が変わってきているんです。

前は、その曲を十分に理解して「こういう作品にしよう」と

構想を徹底的に作り上げてから制作に取りかかっていたので、

1ヶ月に1本ぐらいの投稿頻度になっていました。

 

でも、ある日思ったのが、

「僕の動画を見てくれる皆が求めているのって、

『安心感』じゃないのか?」ってことなんです。

 

「このチャンネルにはこういう動画が上がる」って期待を

裏切らないクオリティを日常的に提供し続けること、

その方が求められていることに近いなって、思ったんです。

 

 

---例えるなら、安心して食べることができる

定食屋さんのようなものですかね?

 

そうです! 変わらない味をコンスタントに提供し続ける、

これってとても大事なことだと思うんです。

 

それに気づいてからは、投稿頻度が高くなりました。

動画制作におけるオーバーワークを抑えて、

撮影を定点化するなど、効率化できたんです。

こうすることで1つでも音楽・動画を多く投稿できたので、

「財部亮治のチャンネルにはこれが合っている」と気づきました。

 

 

---カヴァーと自主制作、それぞれで変化するアプローチや

意識する点はありますか?

 

カヴァーの時は「アーティスト財部」ではなく

YouTuber財部」としてやる、という意識はあります。

「この曲をこの人はこう解釈して歌うんだな」と、

そういう感じで見てもらえるといいかなって、思ってます。

 

 

---カヴァーする曲はリクエストから選定しますか?

 

そうです、実はそれに助かっている面もあるんです。

 

さっき話したような投稿スケジュールで活動していると、

インプットの時間の確保が難しいことがあります。

でも、リクエストがあると人気の曲が分かるし、

その時初めてその曲を聴くこともできるので、

インプットとして有意義な時間でもあるので助かってます。

 

 

「アーティスト財部」と「YouTube財部」

 

 

 

 

---今回リリースされたアルバムは3作品目ですが、

以前のアルバムと比べて感じる変化はありますか?

 

昔やってた音楽より、自分の進みたい方向性に

近づくことができたかな、という感触はあります。

決して昔の作品がそうじゃなかったっていう意味ではなくて、

やりたい音楽の形を「もう少し皆が分かりやすい形」に

上手くデフォルメできるようになったと思います。

 

それこそ、1stアルバムの時は「アーティスト財部」が

前面に出てたと思うんですけど、3rdの時には

THEPOPサウンドを作ります!」って意識して、

それが上手にできたので、皆の生活に寄り添ったような

アルバムになれたかなって、思っています。

 

 

---「生活に寄り添った」というのは、

どのようなイメージでしょうか?

 

以前、友達の結婚式のために楽曲を作った時もそうだし、

ドラマ主題歌や映画主題歌を手掛けた時もそうなんですが、

優先するのは「アーティスト財部」としての表現ではなくて

「テーマ・状況に合った音楽」なんですよね。

それがいわゆる、生活に寄り添った音楽って思ってます。

 

 

---3rdアルバムには、「東海オンエア」のとしみつさんと

JENNIさんのお二方とのフィーチャリング曲「アオハレ」が

収録され、爽やかなサマーチェーンで人気を集めています。

今回、どんなきっかけでコラボに至りましたか?

 

単純に「3人で曲を作りたいね」って思いが前々からあって、

実際に作るきっかけとなったのは「VR動画を5本作る」

という企画なんです。

 

VR動画スマホの動きに合わせて360度見渡せる特殊な動画

 

そこで「5本中3本はコラボしたいな」って思ってて、

アマリリスボム、imiga、それにとしみつとJENNI

声をかけたっていう感じです。

 

 

---コラボ制作の裏側で起きた化学反応はありましたか?

 

今回は僕が発信者となるコラボ作品だったので、

実はメロディや歌詞はすべて僕一人で手がけてます。

責任っていうと重い表現ですけど、財部亮治発信だったら

しっかり僕が決めていった方がいいかな、と思いました。

 

でも、いろんな人たちと関わっていくなかで

「活動の幅が広がっている」という実感は強くあります。

3rdアルバムでジャケ写を撮影してくれたのもそうだし、

クリエイターが集まってくれる頼もしさは心強いです!

 

 

---ヒプノシスマイクのカヴァーも話題になりましたね。

 

そうなんです!あれもすごく楽しかったです。

 

 

---あの曲で財部さんにとって初めてコラボした方が

多くいたと思いますが、どのようなきっかけでしたか?

 

「歌い手さん」のグループLINEで、

「ヒプノシスマイクのカヴァーを一緒にやる人~!」

って、声が掛かったんです(笑)

 

僕は、垣根がないアーティストっていう自負があって、

「歌い手さん」のグループLINEにも入ってるんです(笑)

蛇足さんやうみくんとの繋がりから、入れてもらえました。

 

 

■ 「形を選ばない活動」を選ぶ勇気

 

 

 

 

---財部さんは、社会人になってから

ずっと音楽活動を続けられていますか?

 

いや、大学を卒業した後は普通に就活していて、

ウエディングプランナーで働いていました。

 

でも、福岡のゴスペルグループ「F.C.G.C

っていうところで音楽活動していた時期があって、

その時の繋がりから声がかかったんです。

「福岡で音楽事務所を立ち上げるから、一緒にやらない?」

って。それがきっかけでした。

 

 

---当初はその事務所で活動していたんですか?

 

いや、結局その事務所に入ることはありませんでした。

でも思い返してみると、高校生の時はバンドやったり、

大学生になってもクラブハウスで歌ったりしていて、

遊びみたいな感覚ではあったんですけど

どこかで「音楽やりたい」って思いがあったんです。

その思いに火が点くきっかけとなったのが、その一声でした。

 

 

---そこから現在まで、様々な苦難があったと思います。

音楽で食べていけるか不安に思っている人に対して、

どのようなアドバイスをされますか?

 

分からないんですけど、僕ができているんだから

やっていけると思います。

 

 

---財部さん自身も、勝算があって音楽を始めた訳ではなく

続けてきた結果が実ったということですよね。

 

そうです、「どうにかなるやろ」って思ってました(笑)

 

僕はウエディングプランナーを辞めて

この道に入りましたけど、その仕事を続けていても

良いこともあっただろうし、悪いこともあったと思います。

どっちにしろ良いも悪いもあるんだったら、

「やらない後悔よりやる後悔」を選択すべきじゃないですかね。

これは、僕の活動のあらゆる根本にあるような気がします。

 

 

---最後に、音楽活動で花開くために、

若きクリエイターに向けた活動のヒントをお願いします。

 

僕はYouTuberになろうと思ってなった訳ではなくて、

「気づいたらなっていた」っていう方が正しいんです。

クラブハウスで月10本ライブをやっていた時期もあるけど、

毎回同じオーガナイザー(主催者)さんだし、

お客さんも一緒だし、その中で感じるのは

「これはクラブ活動か?」っていう、くすぶる思いでした。

 

それで、YouTubeに投稿してみると再生回数900回とかで

決して多いとは言えなかったんですけど、

その数だけ新規のファンに聴いてもらえたってなると

ものすごく意味のあることじゃないですか?

 

 

---活動の選択肢は、今の時代とても多いですよね。

 

そうです、だってその辺有名人ばかりじゃないですか(笑)

ツイッター、TikTokSHOWROOM、イチナナ

知らない人だって実は有名人のような時代なんです。

 

大手レーベルとの契約もすごいことだと思います。

でも、それだけにしかこだわらないというよりかは、

「形を選ばない活動」という勇気も持っていいと思います。

 

 

 

 

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